死ぬ気で頑張っている人は世が世なら危ないヤツ。
(この記事は約2400文字です。 目安読了時間:3分強)
こんにちは。これから自分のことばかり話してしまうのでご了承ください。
僕は大学に入学してから今まで、自己啓発書の類をたくさん読んできました。そのため、「こうすれば人生うまくいく」「こういう人は失敗する」といったたぐいの言説は耳にタコ(聞いてはないですが)ができるほどです。
その一方で、どうも踏ん切りがつかないというか、自分の思う通りの人生を切り開けないのです。
そして、この要因は僕の目標が「そりゃあ叶うなら叶えたいけど…ねぇ」というレベルのものだからなのです。
つまり、僕は恋愛をしたいし、お金をたくさん稼ぎたいし、果ては漫画原作者として面白い読み切りを何本か作りたいし、もっと妄想チックになれば紅白に出たいです。
しかし、「そのためになんでもやるか?死ぬ気でするか?」と聞かれると…
まあ、さすがに紅白はどんなに努力しても限りなくゼロに近い可能性ですので執着はしません。ですが、漫画ネームぐらいになると…また、恋愛や仕事は?
なんとなく、自分でもできそうだと感じてしまいます。(苦労もせず)
ここが罠だと思うのですが、これらの目標や夢だってそこまで難易度が低いわけじゃありません。
僕がいうのもなんですが、受動的でしょっぱい恋愛をしている連中もたくさんいます。女子中学生とか女子高生の恋愛なんてたいていおままごとレベルでしょう。ちなみに僕はおままごと戦線にすらたどり着かないのですが。
「お前に彼氏ができたのは、お前に魅力があるからじゃなくて、お前の両親がそこそこの容姿に産んでくれて、なにより性別を女にしてくれたからだぞ。うぬぼれるな」
(人生初めてのモテ期が到来した女子に向かっての暴言です)
さて僕のように、「結局人生うまくいってないじゃーん」な人間に共通するのが
(目標が)「そりゃあ叶えたいけど…ねえ」レベルであることです。
死ぬ気で○○しろ!なんて言葉がありますが、実際「死ぬ気」ってありますか?
あったらやばいですよね。だって「死など問題ではない!」という思考なわけで、もはや兵士じゃん。兵士でもそういませんよね。
そう、また恋愛の話になってしまいますけど、本当に「彼女を作る」だけが目的なら、おしゃれな人に食事でもおごって垢抜ける方法でも聞き出し(もしくは服を一緒に買いに行ってもらうとか)、美容院に行き、明朗快活に話すことを心掛け、お金をいくらか使ってできるだけ出会いの場を設けることで、確実とは言わないまでも、高確率で彼女が作れますし(そんなに努力してたら誰か紹介しれくれるかも)うまくいかなくても人間的に成長することができるでしょう。
死に物狂いと比べたらこんな行動カスみたいなものですが、それでも、これらを実践するのは結構面倒です。お金も時間もかかります。
というわけで、結局なにもしなかったなれの果てが僕なのです。
こういう「僕」は日本、世界中にいるのではないでしょうか。
だって死に物狂いで解決しない悩みなんてそもそも、現代の凡人、少なくともあなたには解決不可能なものなので諦めて、何か別のことで気を紛らわせたほうが精神衛生上いいでしょう。
しかし、「死に物狂いの頑張り」は漫画や映画ではよく見られるものの、僕のような普通の人間がそれをするというのはとってもハードルが高いことなのです。
第一、人一倍面倒くさがりの僕が死に物狂いの努力をすることはナメクジが海水浴をすることと同義であり、そもそも不可能なことです。
とはいえ、そんなのんきなことも言ってられません。
なぜなら、この「死に物狂い状態」にならなければ、僕のような弱者が「人生ってつらいこともあるけど、やっぱりいいですね」とはならず、80歳の誕生日に
「なんやねん!俺の人生!!しょっぱ!!!」
と絶叫し昇天することは目に見えており、早急に対処する必要があるからです。
そこで、3つのルールを課すことにしました。
1つ目は「期待しない」ことです。
結果主義や成果主義だと「うまくいったかどうか」が問題であり、実らない努力は徒労になります。自然に努力できる人ならいいですが、僕のように努力嫌いマンだと
「もーいいっすわ」と努力と完全別居、即離婚となってしまうのでよくないのです。
それよりも「うまくいくかどうか知らんが、おいどんは頑張る」とひたすらに努力を重ねたほうがいいのでないかと考えています。(これもなんとも言えませんが)
次に「素直になること」で、例えばセルフハンディキャッピングという言葉がある通り、自分ができない原因を自分の特性のせいにして「どうせ僕は○○だから」と悲観的になるのは僕の癖ですが、それをしないように努めます。
よく言ってしまうことだと
「もう恋愛とか諦めた」
「もう年を取りすぎた・今から始めても もう遅い」
「頭が悪いから・容姿が悪いから・性格が根暗だから」などなど
主観的には正直にそう感じたとしても「100パーセントそう言い切れる?」と問い詰められたら再び考えてしまいそうです。
なので、もっと自分の欲求に正直になって「(いろいろ欠点や障害あるけど)この目標を達成したい!」と自分にも他人にもいえるようになりたいです。
3つ目は「やり惜しみ」をしないことです。
「たったのむ!なんでもやるから娘の命だけはあああ!!」なんて映画のセリフでありそうですが、たぶんこのお父さんはもし敵から要請されれば、僕とマンツーマン英会話授業ですら実施してくれるでしょう。そんな経験や知識がなくても、娘のために自分や他人を巻き込みながらなんとかするはずです。
それはこのお父さんに才能や経験があったからではなく、なんでもやったからこそ達成できるものなのです。
よって、思い立ったが吉日、うまくいきそうと自分で思ったことは何でもやってみることが今後の課題です。
以上、3つのルールを自分に課して行動することで、道が開け…るのかな?どうだろう
とりあえず、死ぬ気で頑張るってあこがれますよね。