妄想与太話。

大学生の日記です。

一般論・正論で俺が動くと思うなよ?

(この記事は約2000文字です。目安読了時間:4分)

大学入学してからというもの、僕の思考のテーマは「どうやったら成功できるか」でした。その答えを探るためにたくさんの書籍を読み、講演を聞きました。その結果「ある種の正解」にたどりついたわけなんですが、問題はその正解=解決策ではないということでした。よりよい毎日を過ごすために必要なこととは一体なんなのでしょうか。

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(ある種の正解は自己啓発書を何冊も読めばだいたいわかります。そして次第に新しい発見はなくなっていきます。)

 

 

 

 

 目標と現状のギャップで今取るべき行動が決まるという「逆算法」ともいえる戦略が存在します。しかし、これには大きな落とし穴があり、それは人間そこまで合理的になれないことです。ダイエットを例に取りましょう。ダイエットの基本は消費カロリーよろ摂取カロリーを減らすことです。食べる暇があったら運動すればいいのです。理屈だけで言えば幼稚園児だってわかります。だからといって、「よし今日から食事を減らして運動しよう。1年後が楽しみだ!」と理想的に言える人はほとんどいません。

 

 

 では、何をするべきかというと「一般解から個別解に変換する作業」を挟むのです。RIZAPの大ヒットの裏には簡単なことすら難しいという人間の性格に関する問題があると思います。もちろん、プロフェッショナルの知識があってこそ効率的にダイエットをすることができるのでしょうが、「誰かに自分を見てもらう」という大きな役割があることも重要です。

 人によってなにが苦痛になるのか、何が苦手なのかバラバラです。ある人は食べるのが好きで太ってしまうのかもしれないし、別に人は運動が極端に苦手なのかもしれない。また、仕事のストレスが多すぎて防衛反応として過食に走っている人もいるでしょう。そのへんの事情をないがしろにして「食わずに動け!」と正論を振りかざしてもそれでは解決しないでしょう。

 それよりも、何がネックになっているのかを調べてその人にあった方法をプロデュースすることが必要なのです。結局「炭水化物を減らして有酸素運度させる」という共通のメソッドを適用するとしても、そこに至るまでの道のりは千差万別であり、その道を探す・切り開いていくことこそキーなのです。

 

 

 なので、「誰でも」「ラクラク」「絶対」このたぐいの言葉とはここで一度決別しましょう。そんものがあったら悩んでいる人全員買います。そう簡単じゃないからこそ大きな成功を収める人は少ないのです。でもできることなら大きな目標を達成したいですよね。どうせ生きるなら楽しく充実している方が良いに決まってます。

 さらに、結果を出していればいろんな人から認められはじめます。逆に結果を出していないとどれだけ良いことや正しいことを行い、言っていてもないがしろにされてしまうこともあります。これはつらいことです。

 正直、大きな成功を確実に収める方法なんてわかりません。というかわかっていたらこんなとこでくすぶっていません。(笑)それどころか僕は心身の健康すら維持できていません。免疫が昔より下がり、感染症やウイルスに負けることが増えてきました。今も治療中の病気が3つあります。そういう「なにも成し遂げられない弱者」の道はどう切り開けばいいのでしょうか。

 

 

 

 それは「ものすごく小さな変化の積み重ね」です。なんだって良いんです。いきなりどえらい挑戦をするならそれに越したことはないですが、継続できないのならあまり意味がありません。それよりも小さな変化を積み重ねて自分のやったことのある経験の苗をどんどん成長させるのが大切です。

 自分の興味のある分野にたいして自分はどれほど経験値を高められるか、ここが大きな分岐点となります。なので、自分が経験したいことの体験談は疑似体験の一環として聞いた方が良いでしょう。聞くだけでは体験にはなりませんが、イメージしやすくなり行動計画のヒントにもなります。

 実際このブログもそうです。文章化することで自分の理解の浅さや実行力の低さが露呈するし、不器用なのでブログ文の書き方や設定にだいぶ苦戦しています。それでも自己啓発についてはいろいろ考えてきたので、その思考の整理ができればと思って更新しています。要領のいい人なら数日でアクセス数何十倍とかになるのでしょうが、僕はそこまでできません。むしろ更新するだけで必死です。でも文を書くのは嫌いではないです。続けていくことで徐々にブラッシュアップできるとも期待しています。

 

 

「今日は新しくこんな経験をした!」子どものころなら定期的に言えたかもしれませんが今はどうでしょうか。僕は自信をもっていえるような新しい経験は最近していません。結局ルーティンの檻から出るのを怖がって何もしていません。しかしそれでは成長できないことは身にしみてわかっています。僕自身、体験・経験を増やしていきたいです。そうすればここに書ける文にも幅や深みが出てくると思うので……頑張ります。

 

 

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。

弥生仁。